危機は集団を強くする

うまくいかないから、うまくいくのです。


・・・このことは、ことを拡大して考えるとすぐわかります。


いわゆる危機的状況がそれです。


助けは集団を弱くしますが、危機は集団を強くし、革新を促すのです。


この例にはこと欠かないでしょう。


石油ショックによって危機に立った日本経済が、こんなに強くなるとは、当時誰に予測できたでしょうか。


1973年の第一次に際しての米国のテレビニュースは、煙突が林立する日本の工場群を写し出して、


「これによって日本経済は・・・」


と、あたかも日本の終焉かと思わせるような言葉を流していたそうです。


そしていま、円高です。


相次ぐ石油ショックを乗りきったことによって、日本の経済は、危機によって体質を強める発想とすべをものにしてしまったのでしょうか。


1985年にはじまった円高ショックも、その時どきでは極限とも思われる企業人の努力によって、瞬時に吸収し、乗りきってしまいました。

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