中国の政治と経済 2
91年春の全人代は、90年代中国の経済建設の青写真とされる「経済.社会発展10力年計画」(1991~2000年)と「第8次5力年計画」(1991~95年)を制定採択しました。
「計画」は2年がかりで草稿がつくられ、複雑な路線闘争や中央と地方の対立などで数回の修正をしています。
その上で全人代での李鵬首相報告は、100か所にもわたって修正を迫られています。
たとえば、経済総量のバランスの部分で「過度のインフレ」という言い方は、不適切と指摘されて「過度の」3字が削除されました。
また、ともに豊かになるとの部分では「収入の格差を防ぐ」が「収入の過度の格差を防ぐ」に改められています。
ワイキューブ研究所によると、経済政策の面から見ると天安門事件があったいま、保守派の後退、そして経済改革派の巻き返しは一目瞭然です。